DaiGoの突破力の見どころ、ポイントを紹介
こんにちは、みなもんです!今回は私が読んだDaiGoの突破力の見どころや要約、感想を紹介していきたいと思います。
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本のタイトルが「無理なく限界を突破するための心理学」とあるので自分の限界を超えていけ!という自己啓発本的な内容なのかなと思ったのですが違いました。
内容を1文で表すなら「自分に対する偏見をなくして正しい自分を認識しよう」です。
それでは1章ごとに見ていきましょう。
要約
Chapter1
大1章では私たちの限界に関する認識が誤っていることを述べています。
読者の皆さんは人生において1度は自分の限界を超えてみろ!みたいことを言われたことがあると思います。この章では
- そもそも限界は突破できないし、する必要もない
- 限界があることは問題ではない
- 限界がないのは人のおろかさだけ
といった3つのことが書かれています。
そしてこのような考えが起きる原因が「バイアス」であることも書かれています。
ここでいうバイアスとは思考のクセのようなもので、私たちはバイアスのせいで正しい限界を判断できず、正しい選択ができなくなるといいます。
Chapter2
第1章では問題提起をしましたが、第2章ではそれらを解決するための具体策が書かれています。その具体策は大きく分けて
- 合理脳を起動する
- 時間感覚を変える
- 計画性で直感に勝つ
- メンタルを最適化する
の4つです。
大きく分けた具体策の中で、それぞれ効果的なバイアスから逃れる方法を紹介しています。それらを細かく見ていきましょう!
合理脳を起動する
- ワン・アット・ア・タイム戦略
- 困ったときは真ん中を取る
- 問題分割
- 同じ問題を2度考える
意思決定をする際にバイアスにとらわれずに合理的に考えて選択するテクニックが書かれています。
時間感覚を変える
- 絶望的な未来を想像
- 時間を区切り未来を想像
- 老人になった未来を想像
- 最悪の事態と解決策を想像
タイトルの通り、現在からの視点ではなく、もしもの視点、未来の視点で物事を考えることにより客観的な判断ができることが述べられています。
計画性で直感に勝つ
- 「いつ・どこで・どのように」を計画
- 問題が起きたときの対応を決める
- 日単位プランニング
- 計画に休憩を組み込む
具体的な計画を立てることで目先の利益や快感にとらわれず長期的な考えをもって意思決定をできることが書かれています。また、計画を立てる際のコツも書かれています。
メンタルを最適化する
- 無意識のバイアスに無意識で立ち向かう
- 感謝の心で自己視点を突破する
- アカウンタビリティで無意識を正す
- ストレスが大きいときは決断しない
バイアスとメンタルの関係性について述べており、メンタルが判断にどれほど関係するのかがわかります。
Chapter3
第3章ではバイアスの種類とバイアスによる自分への影響を知るだけでバイアスにかからなくなるということを述べその後20個のバイアスについて説明しています。
- 好感度ギャップ
- リア充バイアス
- 価値フィルタバイアス
- 体型バイアス
- 潜在的差別バイアス
- ネガティブバイアス
- 単純緊急性効果
- 現状維持バイアス
- スマイルシーキングバイアス
- 隠れナルシストバイアス
- エイジズム
- 人気優先バイアス
- 嫌儲バイアス
- 誤謬選好バイアス
- 好奇心リスク
- 真実隠蔽バイアス
- 互恵不安バイアス
- 感謝ギャップ
- 後知恵バイアス
- 直観バイアス
Chapter4
これまでより深くバイアスを解除するためのテクニックが書かれています。
- セルフモニタリング
- クリティカル・シンキング
- 知的謙遜
ざっくり言うとこの3つになるのですが、この3つのテクニックを実践することにより自己を客観的に見る力を鍛えます。
セルフモニタリング
セルフモニタリングは自分の行動・思考・感情などを自ら観察し、記録していくことです。
ここではそんなセルフモニタリングの具体例であったり、それによって得られる効果が書かれています。
クリティカル・シンキング
物事を批判的に考える力のことを指します。世の中には血液型の性格診断など不合理な判断があふれかえっていますがクリティカル・シンキングを身につけることでよりクリアに正しく考えられるようになります。
クリティカル・シンキングの身に着け方が具体的に書かれています。
知的謙遜
知的謙遜とは「自分が何を知っていて何を知らないのか?」をしっかり把握できたうえで、「自分には知識が足りない」というネガティブな事実を心から受け入れられる状態のことです。
また、自分が物知りだと思うことで起こる問題についても触れています。
知的謙遜を鍛える方法として
- ティーチング
- イフ思考
- フレンドシンキング
以上の3つをあげています。
最後には知的謙遜レベル診断もあります。
Chapter5
最後の章は「限界を突破してチャンスをつかむ!10週間プログラム」と題してバイアスにはまらないための手軽なトレーニングを10個紹介しています。
多くの心理系トレーニングでは8週間で効果がでるため、10個のトレーニングのうち、8個を選んで1週間ごとにチャレンジする形になっています。
トレーニングには
- ムダな後悔とミスを減らすためのトレーニング
- 一歩を踏み出してチャンスをつかむためのトレーニング
の二つの目標があり目標別にやるべきトレーニングも変わってきます。トレーニングの内容としては
- 確率思考
- セルフ・アザー法
- お願いトレーニング
- 参照点をずらす
- バリードリコール
- 記憶の宮殿
- 架空のキャラづくり
- What自問
- 可能性イメージング
- 徳を求める
です。詳しくは買って読んでみてください。
感想
とても読みやすく、スラスラと読み進めることができました。
私自身バイアスにはまって冷静な判断ができなくなって損することもあるのでこの本を読んで感情的にならず客観的に物事を考え、物事を批判的に見ることも大切なんだと思い知らされました。
世の中にはポジティブにとらえることが良いという考えが溢れていますがそんな人にもこの本を読んで欲しいと思います。
私自身DaiGoの考え方や知識から学べることが多くYouTubeのチャンネルも登録しています。みなさんもよろしければ見てみてください。
この本を買おうか迷っている方の手助けになれたら嬉しいです。
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